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20061029_206391.JPG
昨日のことだけれど、ビル・ヴィオラ展とクリーブランド美術館展をまわった。


作品も含めて、面白い出会いをたくさんもらった。一見映画監督風のその男は、スケッチ帳を覗き込みながら興味津津にその内容を尋ねる。


そのときメモしていたのは美術館の視点について。要はなんで立つかよくても座るくらいしか美術品観賞の方法がないの?もっと色々な視点を空間が作り出してあげればまた作品の新しい表情が見えるかもよ?といった内容。それに例の愉快な絵が添えてあった。


軽快な(つもりだけど全然そんなことはない)英語で彼にそう切り返すと、彼は嬉しそうに言った。


「それなら俺にも考えがあるぜ、ボーイ!」と。


スケッチ帳に記されている人間のポーズを一通り真似し終えると、彼はジーンズの尻ポケットに手を入れた。そしてUKチックにその中身を僕の眼前に差し出す。


そう、スコープを。


いつもそんなもの持ち歩いてるのかよ…と半ば呆れ顔でスコープ越しの彫刻を覗き込んでみると、ふむふむ、いやはや新しい。


そんな新鮮な体験に胸を踊らせながら歩いていると、今度は学芸員が歩み寄ってきた。ボールペンを使うなと、別に俺が絵に落書きするほどの狂人にも見えないだろうに。


日本の学芸員はたいてい不快な動きをするように思う。いや、学芸員だけじゃない。ゆっくり物を眺めたいのに、何かお探しですかとしきりに尋ねてくるのはどこも一緒。特にひどいのが銀座のアップルストアあたりだろうか。きっと、自分の頭を使うことになれていないんだろう。


展示をまわった後は、ジャズを聴いた。コーヒーの中にアコーディオンが融けた。悪いことなんて、どうでもよくなるくらいに。
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